戦争・利上げ・円安——2026年春、私たちのお金はどこへ向かうのか?
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米国とイランの停戦交渉を受けて、4月16日には日経平均株価が史上最高値を更新。一方でウォール街も戦時下にありながら最高値圏を維持し、「有事の株高」という異例の状況が続いています。
一方、エネルギー価格の高騰はインフレ圧力を再び高めており、FRBをめぐる状況も混沌としています。トランプ大統領がパウエル議長の解任に言及する場面もあり、次期FRB議長の指名公聴会が4月21日に予定されるなど、米国の金融政策の方向性はかつてなく不透明です。一部ではFRBの「利上げ転換」を見込む声まで出始めており、従来の「年内利下げ」シナリオは大きく揺らいでいます。
日本でも植田日銀総裁が「原油高は政策対応が難しい」と発言。4月の追加利上げは遠のいたとの見方が広がる一方、長期金利は2.490%と27年ぶりの高水準に達しました。日銀の利上げタイミングは依然として霧の中です。
IMFは今月公表した「世界経済見通し」で、中東紛争を受けて2026年の世界成長率を3.1%に下方修正。「国際金融安定性報告書」でも金融システムへのリスクが高水準にあると警告しています。中国のGDPは1〜3月期に5.0%成長を達成しましたが、デフレ懸念は根強く残っています。
為替市場ではドル・円が157〜159円台で推移。実質金利がマイナス圏にある円の構造的な弱さと、FRBの政策不確実性が交差し、ドル円の見通しは専門家の間でも大きく意見が分かれています。
金(ゴールド)は1オンス4800ドル台で高値圏を維持しており、地政学リスクと通貨不安が複合的に支えとなっています。
今週のキーワードは「不確実性の連鎖」。中東、FRB、日銀、そして円——それぞれの行方が互いに絡み合いながら、私たちの資産形成に直結しています。今こそ、情報をしっかり読み解く力が問われています。
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